オーナーの若手インストラクター教育記事①
- plus FANTASY
- 1 日前
- 読了時間: 3分
【若手インストラクターと向き合うということ】
〜甘くない現実と、それでも信じる理由〜
正直に言います。講師としてやっていくには、甘くない部分がたくさんあります。
若手の子たちを見ていて思うのは、「うまくいくと思い込んでいる人が多い」ということ。
「好きなことで生きていきたい」と言うけれど、好きなだけじゃ続かないのが現実です。

【講師としての“責任感”が育っていない】
「時間にルーズ」
「返事が遅い」
「掃除をやらない」
「生徒と馴れ合う」
「報告・連絡・相談がない」
現場では、こうした問題が本当に多い。
そして何より、“自分がプロとしてお金をもらっている”という意識が足りない子が多い。
講師=憧れの存在じゃない。講師=人を変える立場。これは、自覚しなきゃいけない。
【でも、だからこそ私は見捨てない】
こんなことを言いながらも、私は彼らを見捨てる気はありません。
むしろ、「可能性があるからこそ、向き合う」と決めています。
最初から完璧な人はいません。
失敗するのも、悩むのも、当たり前です。
問題は「そのあと、どうするか」。
ダンスの技術じゃなく、人としての“軸”を作れるかどうか。ここが育つまで、私は向き合いたい。
怒ることもある。言いにくいことも言う。でもそれは、嫌いだからじゃない。期待しているから。
【若手ビジネスは、本当に成功するのか?】
よく「若い子を育てて、ビジネスとして成り立つの?」と聞かれます。
正直、すぐには回りません。時間もコストも、想像以上にかかる。
しかも、教えたことがそのまま返ってくるわけでもない。
でも、「本気で人を育てられる場所」は、必ず信頼されます。
一人育てれば、その人がまた別の誰かを育てる。
結果、5年後、10年後に“信頼のネットワーク”ができる。
これが、FANTASYがやっていることです。焦らず、地に足をつけて、若い力に本気で向き合っていく。
【夢だけで終わらせない】
「ダンスの先生になりたい」
「自分のスクールを持ちたい」
「好きなことで生きていきたい」
その夢、叶えていいと思ってます。
ただし、夢に責任を持てるなら。
私は、夢に向かって努力している人間を応援したい。だけど、甘やかすつもりはない。現実も見せるし、行動がともなわなければチャンスは与えない。
でも本気の子には、環境を全力で用意する。
実際、FANTASYでは講師からFC(フランチャイズ)になった人もいます。
【講師を“商品”にしない】
FANTASYが大切にしているのは、**「講師を使い捨ての労働力にしないこと」**です。
ビジネスとしては効率が悪くても、「人」を大切に育てれば、信頼が育つ。
信頼が育てば、生徒が集まる。これがうちのやり方です。
だから私は、講師に対しても「育てる責任」を持ちたい。
本気で向き合い、成長させたい。それが“教える側のプロ”としての覚悟だと思っています。
【最後に】
現場で怒ることもある。やめたくなる時もある。
でも、それでもやっぱり「この子は変わるかもしれない」と思ってしまう。
教えるって、相手の変化を信じること。そして、相手に期待すること。
若手ビジネスは簡単じゃない。でも、人を信じる強さがある場所には、未来がある。
FANTASYは、そんな場所でありたいと、私は本気で思っています。
FANTASYオーナーKAZ
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