オーナーの若手インストラクター教育記事②【辞めてく講師の共通点】
- plus FANTASY
- 1 日前
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【辞めていく講師の共通点】
〜なぜ残れないのか。現場で見えたリアルな答え〜

講師の入れ替わりは、どの業界にもあります。でもFANTASYでは「残る人」「辞めていく人」には明確な違いがあります。今日は、その**“辞めていく人たちに共通していること”**を、あえて正直に書かせてもらいます。
これから講師を目指す人にも、今教えている人にも、届いてほしいと思います。
1. 「好き」だけで始めて、「責任」まで辿り着けない人
「ダンスが好き」「人に教えたい」この気持ちがきっかけになるのは悪いことじゃない。むしろ、それが原点でいい。
でも、「好きなだけ」では通用しません。
・遅刻の連絡がない・体験対応に緊張して逃げる・掃除や備品チェックを後回し・お客様とのやり取りに温度差
こういう行動が出てくるのは、「責任感が育っていない」からです。“好き”はスタート地点、“責任”はゴールへの覚悟。ここを超えられない人は、長くは残りません。
2. 「学ぶ姿勢」がなくなった瞬間に止まる
一番もったいないのは、最初だけ“学ぶ姿勢”を見せて、すぐに「わかった気になる」こと。
・アドバイスを聞かなくなる・改善点をメモしない・他の講師のレッスンを見に来ない・「私は私でやってます」と壁を作る
教える側こそ、一生学び続けなきゃいけない。ここを忘れた瞬間、その人の講師としての成長は止まります。そして止まった人ほど、周囲と差が開いていき、結果的に自ら去っていきます。
3. 「承認欲求」で動いてしまう人
これは意外と多い。「人から認められたい」「すごいと言われたい」そう思う気持ちは誰でも持っている。私もそうでした。
でもそれが中心になってしまうと、・生徒が集まらないと不機嫌になる・クラスの人気が気になって仕方ない・自分の投稿の“いいね”が少ないと不安になる・自分より評価されてる講師にイライラする
「自分がどう見られているか」ばかり気にしてしまう。
こうなると、本質から離れてしまう。指導じゃなく“自己満足の場”になってしまい、信頼も結果も、ついてこなくなる。
4. 継続の覚悟が足りない
「他にやりたいことができたので辞めます」「ちょっと疲れたので一旦お休みします」「今の収入に満足できないので…」
それがダメだとは言いません。人生の選択です。
でも、**「最初に自分で言った夢や目標を、簡単に手放す人」**が多すぎる。「いつか自分のクラスを持ちたい」「子どもに教えられる先生になりたい」そう言っていたのに、半年で気持ちが変わってしまう。
継続は力です。だからFANTASYでは、「半年・1年続けることの重み」を教えます。
継続力がない人は、どの世界でもうまくいきません。辞める前に、まず「やり切った」と言えるところまでいけたのか、考えてほしい。
【そして私は、残る人に賭け続ける】
辞めていった人のことを、私は責めません。向き合って、その上での決断であれば、それも人生。
でも、本気で残ってくれる人、覚悟を持ってくれる人に、私は全力で応えたい。
・何度も失敗しても、向き合い続ける人・自分の未熟さを認めて改善できる人・人の意見を素直に聞ける人・続けるための努力を怠らない人
こういう人が、最終的に信頼を得て、活躍していきます。
講師の仕事は、人の人生に関わる重い仕事です。だからこそ、楽な道ではないけど、心からやって良かったと思える仕事でもあります。
【最後に】
辞めていった講師の姿を、私はいつも心に刻んでいます。反省もするし、学びにもなっています。
でも、これだけは言いたい。
自分で選んだ「教える」という道に、もう少しだけ踏ん張ってみてほしかった。
本当にキツいのは「始めたばかり」じゃない。「少し慣れてきた頃」にくる、見えない壁。
それを超えた先にしか、「教える喜び」はありません。
だから、私は今日も伝え続けます。逃げずに、諦めずに、向き合ってくれる人を待っています。
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